蔵のたたずまいを生かした凛とした空間

塩の道としてにぎわった足助の旧街道沿い、時代の面影を今に残して建つマンリン書店。

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その奥の奥、石造りの路地を辿った蔵の中に、美しく、凛とした空間が広がります。

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蔵の中ギャラリー、ここは空間そのものが一つの作品です。

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高い天井、古い柱、石の壁。

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かつての蔵のたたずまいを生かしながら、アクティブな感覚を吹き込みました。

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その空間を飾るには屏風、花、布、焼き物、本・・・・・。

今を生きる作家の手によってつくられた真摯な物たち。

それらが最もふさわしい場に置かれたとき、美しさはより輝きます。

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ゆったりとしたギャラリーの空間に身を委ね、美しい物との対話をお楽しみ下さい。

私たちの生活の場であるマンリン書店は、

かっての「塩の道」沿いに建つ土蔵を改築したものです。

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その土蔵は、街道に面した書店を第一の蔵とし、

マンリン小路の坂道とともに

奥へ奥へ少しずつ登りながら、

蔵が連なる形となっていきます。

私たちは幼いときからここで暮らし、

蔵の移り変わりを見つめてきました。

青空に映えて凛とたたずむ美しさ、

穀然とした様、あたたかさ、

120年の風雪を耐えて生き続ける蔵そのものを、

日々感じて暮らしてきたのです。

そしていつしか、

この蔵を自分たちの生活の場だけにとどめるのではなく、

何かを生み出す場として

生かしたいと思うようになりました。

そんな思いで書店の奥の蔵をサロンに改築し、

さらに念願の「蔵の中ギャラリー」をオープンさせました。

これにより蔵は、書店、サロン、ギャラリー、工房と、

表から裏まですべてが各々役割を持って

生きていくことになります。

皆様も、ひとときこの蔵に身を置いて、

120年を生きてきた蔵の語りかけに

耳を傾げていただいたら嬉しく思います。

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深見寿美子 深見冨紗子


>>第4回愛知まちなみ建築賞(愛知県)

>>蔵の中ギャラリー・マンリン書店(足助)オフィシャルサイト