足助川の家 白久(HACQUE)


  足助川の家  toplogo.png            

本町32 tel.0565-62-0048


CIMG1056.JPG 平成23年、足助の町並みが、国の重要文化財(90番目の重伝建)になりました。それを記念したシンポジュム[8/6]を嚆矢(こうし)として、今年も夏祭りが開催されました。

 私の店も、それに賛同し、格子(こうし)の美しさを、シルエットで試してみました。

 タイトルは「少女とたんころりん-新陰翳礼賛」。今日は8月14日。満月が昇り、二つの月が顕れました。谷崎潤一郎と村上春樹の世界を、同時に表現できることとなりました。


 ~ 屋号の由来 ~


 いつのころからか通称「はっきゅう」とよばれるようになりました。合併により大豊田市の一員となり、市役所や遠くの学校への電話がふえました。

 そのたびに「はっきゅう」と呼称すると、必ず訝しげに聞き返されます。「薄給」や「白球」はあり得ないからです。

 マタイ伝風に気取っていうと、「白久商店の誕生の次第は、こうであった。政令により、豊田市と一緒になったのは平成17年」。(マタイ伝1章-イエス・キリストの誕生の次第は、こうであった。母マリアはヨハネと婚約していたが、まだ一緒にならないまえに、精霊によって身重になった)

 創業文化12年(1815)白木屋宗七(白宗)の番頭であった近藤久兵衛が、白木屋を許され、まん前に「白久商店」として開業したのが始まりです。

 ロゴにあるように、原点にたちかえり、「はくきゅう」と名乗るようにしました。


  ~ 二つのオリジナル ~


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 ☆ 古 布 ☆

  この世界は作家というものが存在しないのが、すばらしい。ブランド品だからではなく、純粋に、作品そのものの材料、品質、センスで、お選びいただけます。おかげさまで、確かなリピーターに支えられています。





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  ☆ かざぐるま ☆

川風を受け、優しくそよぐ、かざぐるま。

伝統的な紙と竹で作った、素朴で美しい仕上がり。世界で一つだけのもの。

町並み散策に、よく似合う。 150円














DH000002.JPG   読書のススメ  

今回は

佐藤多佳子著「聖夜」23年の中学校の課題図書になった、青春音楽小説。昨年の「船に乗れ」もこの部類です。青春小説は、淡く、切なく、美しい。・読みだすと、主人公の親友のような気持ちになりませんか。思いつくままに挙げてみました。

「友情」 「されどわれらが日々」 「青春の蹉跌」 「野菊の墓」

ヘッセ「春の嵐」 ジッド「狭き門」など。三島由紀夫は全集を持っているくらいですが、「潮騒」は平凡だし、「オンザロード」は、だらだら続いて、挫折。鴎外の「舞姫」に首を傾げつつ。



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 夜と昼から思い出すのは、フランクルの「夜と霧」。アウシュビッツから還った心理学者の、ロングセラー。「それでも人生にイエスと言う」も先日、FM愛知で紹介していました。

「足助物語」

 1987年 2000部を刊行し、千数百冊売れたあと、お蔵入りしました。重伝建など、最近の町の動きのなかで、問い合わせを頂くことがあり、残部を販売することにしました。

 「足助のダイジェストとして最適で、読ませる工夫もされている」。観光協会発行の「三州足助」の執筆者で、足助屈指の郷土史家、故S先生評です。付録に英文入りマップ、藩札、当時の商品券を再現したものなどもついています。足助町時代の、教育委員会、町並みを守る会推薦です。950円


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  電柱を取ってみました

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