カーボンシャフトについて2

アルミシャフトは円柱にアルミの板を巻きつけて作ります。
円柱が直線なので、まっすぐなアルミシャフトができます。
カーボンシャフトも円柱の心棒にカーボンシートを巻きつけるのですが、巻きつけただけでは布を心棒に巻きつけたのと同じで、シャフトにはなりません。樹脂でか固めるか、又は釜で焼いて硬くしなければなりません。
釜で焼いたほうが軽くて硬さも硬くできるので、釜で焼かれます。
セロテープのようなテープで、心棒からはがれないように巻かれたカーボンシートは、釜で焼かれると部分的に収縮率が変わって、心棒を抜いた瞬間に微妙に曲がります。
釜で焼くと細いシャフトのほうが、なかなかまっすぐにはなりません。
釣具の竿は安いものは穂先に近いとこが必ず曲がっています。高いものは曲がっていないものを餞別して使うので、案外真直ぐです。

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このページは、いろは竹工所が2009年3月16日 10:24に書いたブログ記事です。

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