カーボンシャフトはカーボンシートを心棒に巻きつけて作るので、必ずカーボンシートが2重にかさなる部分ができます。この2重にかさなった部分は、かさなっていない部分より硬くなるので、の張りが一定ではなくなります。 お手持ちのカーボンシャフトの、の張りを確認していただくと1方向だけ硬い部分があると思います。このことはアルミシャフトにもいえますが、これが解消されれば、もっと的中率が上がると思います。 上等な竹のはどの方向からの張りを確かめても同じ強さのの張りになるように作ってあります。 矢をはなった瞬間の振動吸収性も竹が一番良いので、よくできた竹矢が一番的中率が良いです。
2009年3月アーカイブ
アルミシャフトは円柱にアルミの板を巻きつけて作ります。
円柱が直線なので、まっすぐなアルミシャフトができます。
カーボンシャフトも円柱の心棒にカーボンシートを巻きつけるのですが、巻きつけただけでは布を心棒に巻きつけたのと同じで、シャフトにはなりません。樹脂でか固めるか、又は釜で焼いて硬くしなければなりません。
釜で焼いたほうが軽くて硬さも硬くできるので、釜で焼かれます。
セロテープのようなテープで、心棒からはがれないように巻かれたカーボンシートは、釜で焼かれると部分的に収縮率が変わって、心棒を抜いた瞬間に微妙に曲がります。
釜で焼くと細いシャフトのほうが、なかなかまっすぐにはなりません。
釣具の竿は安いものは穂先に近いとこが必ず曲がっています。高いものは曲がっていないものを餞別して使うので、案外真直ぐです。
弓と矢のチューニングをはじめました。
今までは弓用メタルシールと矢用シールのみでしたが、今後はスペシャルチューニングを行います。
弓又は矢に特殊加工をして、安定した弓と矢に進化させます。